細分化・専門化していく医療の中で、専門だけに特化することなく、総合的に「ひと」を診る、ということを心掛けています。様々な体の不調に対して、「きっと相談に乗ってくれる」、そんな信頼をいただけるクリニックにしていきたいと思っています。
また、糖尿病専門医として思うことは、糖尿病学は人間学だということ。健康で幸せな人生にしていくために、患者さん一人一人の生活に寄り添った「最適な」解決法は何か、療養をしながらも「日々の生活」をより良くしていくにはどうしたらいいか、10年後の生活も含めて、患者さんとともに一緒に考えていきたいと思っています。
地域のかかりつけ医として
患者さんとの何気ない会話の中にこそ、生活に寄り添った最適な治療法のヒントがあると考えています。ですから私は、患者さんとの会話も、ときにカルテに記録しています。情報をつねにアップデートし、ほしい情報をすぐに取り出すことができるよう、2014年夏には電子カルテを導入し、よりスムーズな診療が行えるようになりました。
漢方薬
先代が注力した漢方処方を引き継ぎ、院外薬局さんでも取り扱いが少ないような、エキス剤として保険収載されている100種類以上の薬剤を、院内で取り扱っています。
院内処方
開業以来一貫して、院内処方でお薬をお渡ししています。
患者さんの医療費負担が少ないこと、すぐにその場でお薬がお渡しできること、何より、必要な時に医師がきちんと実物で説明し、その場で使用できること、などが理由です。
昨今の消費増税や薬価改正の影響などにより「院内処方」をやめてしまう医院も少なくありませんが、できる限り、継続していきたいと考えています。